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2008/07/15

2008.07.15.01



彼らが時刻を知る方法は、とても興味深い。昼は太陽を見
朝の六時を ”太陽出始め”
八時を ”太陽サトウヤシの梢”
十時を ”托鉢帰る”
十二時を ”太陽真上”
午後一時を ”太陽真上から傾く”
二時を ”太陽傾く”
三時を ”太陽落ちる”
四時を ”太陽牙折れる”
五時を ”太陽涼しい”
五時半から六時までの本のわずかな時間だが、変化に富み、移り行く時をそれぞれ
”太陽沈み、移ろい時”
”太陽沈み、黄昏時”
”太陽沈み、薄明かり時”
などと呼びならわしている。

夜、そう、夜になると、彼らは鶏の鳴き声などを頼りに時刻を知る。
午後六時少し過ぎを ”鶏止まり木に登る”
八時を ”子供寝静まる”
十時を ”年寄り頭垂れる”
十一時を ”若者帰る”
十二時を ”真夜中の鶏”
午前三時過ぎを ”一番鶏鳴く”
五時を ”夜明けの鶏騒々しい”
と呼びならわしている。


(チェニイ著 河東田静雄訳 「漁師」より)
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